入学式式辞

本日はここに多数のご来賓と保護者の方々のご臨席を賜り、平成30年度の麹町学園女子中学校・高等学校の入学式を挙行できますことは、教職員一同大きな喜びでございます。

先ほど入学を許可いたしました97名の新入生の皆さんに、ここで改めて入学のお祝いを申し上げます。そして保護者の皆さまにも、お子さまのご入学について心からのお祝を申し上げます。

皆さんが入学された麹町学園女子中学校・高等学校は本年で創立113年目を迎えます。長い伝統を持つ学校です。伝統とは、もちろん形のあるものではありませんが、確実に生徒たちにしみこんでいるものがあります。「聡明」「端正」という教育目標に沿って教育を続けてきた結果できあがったのが、麹町学園らしさというものです。まるで、よい蔵元にすみついた酵母がそこでつくられる醤油や酒に独特の凡味を与えるように、そこでしかつくることのできないものです。麹町学園らしさとは「温もり」と「革新」というものです。これが112年にわたって受け継がれてきた本校の伝統です。

「温もり」というあたたかい校風の中で、麹町学園は、112年の歴史の中で変化に臆することなく、常に新しいことに挑戦し続けてきました。伝統は伝承ではなく、日々の革新で輝きます。その気風がまさに本校の伝統です。今、私達が目指すのは、「自ら学び、考える力のある人間」の育成です。

「自ら学び、考える力のある人間」とはどのような生徒でしょう。

  1. コミュニケーション力のある生徒

「自分の意見をはっきりと言う、人の話をしっかりと聞く」力が非常に重要となります。

  1. 深く考える生徒

自分で調べて深く考えた知識は、根強く定着し、その学びの姿勢は将来の生き方を支えていく力になります。

  1. 自ら動ける生徒

マニュアル通りではなく自ら動く生徒です。今後の社会で一番必要とされます。

本校での学びは、必ず時代を生き抜く人間力となるはずです。

いよいよ今日から新しい生活がスタートします。

「立志は万事の根源なり」という言葉があります。立志とは志を立てること、言い換えると目標を持つということです。目標を持つことは、生活を充実させる基盤です。新入生の皆さん、確かな目標を定め、今日から始まる中学校、高等学校生活を充実したものにしてください。皆さんなら必ずできると確信しています。

終わりになりましたが、保護者の皆様にお願いを申し上げます。保護者の皆さまと私たち教職員は今日から、ここに並んでいる新入生の皆さんを「指導してよりよく育てていく」という同じ仕事に取り組むことになりました。同じ仕事を、ご家庭と学校の両者で分担するわけですから、お互いに協力しなければ、効果をあげることはできません。協力の基本はお互いの理解と信頼であります。私達は力を尽くしてご家庭の教育の理解に努めてまいります。保護者の皆様におかれましても、どうか本校の教育方針や指導についてご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。最後に、新入生の皆さんの中学校、高校生活が、楽しく充実したものとなりますよう心から祈念して式辞といたします。

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