「第69回全国私学教育研究集会長野大会での講演:その2」

私は自分で言うのも何ですが、講演で奇を衒う事無く、粛々といつも通りにおちついて話しました。

2006年に麹町学園の理事長に就任し、即、取り組んだ「防災」対策として「大震災マニュアル」作成、大震災で帰宅できない時のマニュアル作りについてお話しました。余談ですが、これは分かりやすいように色分けして「黄色」のマニュアルとなっています。

「大震災マニュアル」に関する考え方、思想としては、以下の事が重要です。

大前提として、生徒、教職員は安全が確認されるまで学校で待機する。

また、意識したことは、

■危機管理のマニュアルは「平時」に作っておくこと。
■災害時指揮系統が崩れてもマニュアルに沿って現場は機能できる。
■誰が何をするかできるだけ具体的に記載する。
■出来ないことや問題点はあらかじめはっきりさせ、関係者に伝えておくこと。
■地域社会との関係強化。

一番目の事は、当たり前と思われがちですが、意外とこれを「まだ大丈夫」と先延ばしすることが多々あります。

それではダメなのです。

「今でしょ」という言葉が流行りましたが、マニュアルをつくることはまさに今やる事が大切な「いろはの、い」なのです。

重要なことは「スピード」「ノウハウ」「専門家・行政など、学外の人たちのアドバイス」です。

マニュアルには「実行が早い」「誰がやってもできる」事が優先されます。

「マニュアル」の狙いは以下の点にあります。

■目的:被災時在校者の生命をいかに守るか。
■条件:「停電し、都市ガス・水道が止まり、交通機関が停止した時」=最悪の事態を想定。
■内容:被災時、誰が・どこで・何を・どのようにやるかあらかじめ決めておき、事態が起こったら忠実に実行するため。

他にも様々に「やるべき事」があります。

しかし、マニュアルを用意して備蓄をしたからといって、それで大丈夫という訳ではないのです。

それを必要十分なものとするには「ふだんの災害に対する意識付け(平時のシミュレーション)」が大切です。

昨日、教職員による避難訓練が行われほぼ全員が参加しました。

消火器の使い方については消防署の方に指導をうけました。

AED、エレベーターに閉じ込められたときの救出講習など、3部門が対象でした。

いつも見えないものに不安を感じる必要はありませんがまさに「天災は忘れたころにやって来る」のですから。

生徒が明るい学園生活を送るために私は努力を続けます。

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