理事長ブログ

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  • 「夏休みです。林間学校レポート:その2」

    林間学校も最後の三日目となりました。

    わずか三日とはいえ、生徒たちには充実した時間であったと思います。集合や点呼なども、最初はギコチなさを感じましたが、それが自発的に整然と行えるようになっていました。自然と親しみ、互いの気持ちを分かりあえるようになり、友達関係を深め、そして団体行動にも慣れる、というまさにこの林間学校の成果を実感できました。

    二日目の山登りでも、年寄り(まだそれほどではありません)には負けたくないのか、私を追い越して行く生徒たちの姿を見て、それも成長の一つであると感じました。ちょっと、悔しいですけど…。

    最後の三日目、西湖いやしの里根場での体験学習、「匂袋造り」や「練香造り」「猫繭作り」「レリーフ作り」など、日頃、触れる事の少ない経験は、こうした学園外活動での大きなイベントです。ちなみに「練香」とは粉末状の香木やハーブを混ぜて蜂蜜などで練った香で、直接火を点けるのではなく熱した灰の上で焚くものだそうです。「猫繭」とは繭の殻に色付けをして「猫」を創るクラフトワークです。

    お昼は地元の名物「ほうとう鍋」です。これを、生徒が自ら作って食します。枯葉、小枝を集めて火をおこしますが、その時、マッチに慣れていないのでしょう、使い方が下手で、思わず「貸してみなさい」と手を出したくなるのをこらえて見ていましたが、これも体験学習。思わず時代の差を感じてしまいました。

    9月1日に皆と、元気な姿で会えることを楽しみにしています、という言葉で、林間学校の閉講式を締めくくりました。

    帰りのバスの中では、生徒も教員も爆睡…。

  • 「夏休みです。林間学校レポート:その1」

    夏休みに入り、中学1年の林間学校に行ってまいりました。場所は山梨県河口湖方面。もちろん、私は大事な生徒を預かる引率としての同行です。ですが、好天に恵まれて、なかなかに楽しい気分です。初日だけは世界遺産となった富士山に雲がかかって、その雄大な姿を見る事ができませんでしたが、二・三日目には姿を見せてくれました。

    初日の午後はカチカチ山でハイキングです。生徒たちは勾配のきつい山道を元気に登って行きます。林間学校はもちろん「学習」の一環ですが、学園の中とは違った解放感があるのは確かです。仲間たちと楽しそうに、元気いっぱいで山の頂上を目指して行きます。その姿には頼もしさすら感じてしまいます。

    私も、この季節の自然に触れると思わず走り回りたいような高揚感を覚えますが、現実は最後の登り道では自らのズボンをつかんで足を上げないと、前に進めない状態…。日頃、テニスで鍛えた体、という自信が…。でも、遅れ気味で登ってくる仲間を途中で待って、声をかけて励ましている生徒たちの姿を見ると、微笑ましく、こちらも「もう一息、ファイト一発!」の気持ちになります。

    こうした事は、その一つ一つが思い出となっていきます。それは、いくつになっても思い出せる、全ての時間がどれをとっても記憶の中にホンワリと温かく残る景色となります。

    それは大人になっても同じ事なのです。思い出とは「過去」ではありますが、それを作っているのは「今」です。思い出とは過ぎ去ったものではなく、連綿と今につながっています。

    さあ、この三日間で、心が温まる思い出を作りましょう。

  • 「女性はストレスに強いと言いますけど…」

    俗説として「女性はストレスに強い」などと言われていますが、私が知る限り、これには明確な根拠はない筈です。単純なものでは「女性の方が長生きである」とかいった些末な事が理由として挙げられるそうですが、それで女性の方がストレスに強いなどと決めるのはナンセンスでしょう。ストレスの元となる「ストレッサー(何らかの刺激)」は各人のパーソナリティ、環境によって違い、単純には測れません。

    ただ、あくまでも教育の現場に携わってきた者としての経験則としてですが、そのストレスに対しての「対応」という事では、女性の特質があるのかな、と感じることはあります。と言いますのは、単純に男女の違いを述べれば、比較的知られているストレスに対する「闘争・逃避(Fight or Flight)」という反応がありますが、男性が「闘争」しやすいのに比べて、女性は「逃避(これは表現がおかしい…)」、正確に言えば「回避」の方向に向かおうとする力が強いと感じます。つまり、コンフリクト(衝突)を避けようとする傾向です。

    これは飛躍した表現かもしれませんが、「お互いの絆、相手への思いやり」の方を重視するという姿だと思います。不謹慎な表現ですが「戦闘的な女性」も稀にはいるのかもしれませんが、多くの女性はお互いに衝突を避け合い、「徐行」に入って、上手くすれ違います。それは「要領」といったものではなく、「仲間」という意識が強いからではないでしょうか。女性は「おしゃべり」といいますが、これは日頃から、どんな些細な事でもコミュニケーションを図ろうとしているからです。

    その意味では確かに「女性はストレス、コンフリクト回避の達人」であるのかもしれません。

  • 「私が女性の可能性に気付いた時」

    唐突ですが、かなり昔の定番謎々に「車の中で180円の部品があるけど、何?」というものがありましたが、ご存知の方はもうあまりいらっしゃらないでしょうね。答えは「ハンドル(半ドル)」です。1ドルが360円の固定レートだった時代のなぞなぞです。

    1973年に円は変動相場制となり、今や日本経済の力はその当時とは比べ物にならないくらい強くなり、1ドルも100円前後の時代です。この話はまだ冒頭のなぞなぞが通じる時代、1957年の事です。その頃は日本経済も本格的な高度成長に入る前の時代です。

    私はAFS(高校生の交換留学)に参加する機会に恵まれ、まだ、日本では海外に行くことが一般的ではなかった時代、各国の人々に接する事ができました。AFS参加者の半数が女性でした。その中で強く感じた事は「女性の可能性」、つまりポテンシャリティの高さです。

    そこでは、後に一国の外務大臣になった方や、大手企業のトップに立つほどの女傑たちがまだ若い日を過ごしていましたが、とにかく「できる」女性たちが目立ちました。ビジネスの世界に入ってからイランやベトナムなどの駐在経験で、その自分の若き日の思いはやはり間違っていなかった、という感を強く持ちました。

    その女性たちの「できる」所は何か? それは学習能力もさることながら、特筆すべきは「高いコミュニケーション能力」でした。自分の考えを臆することなく主張し、その上で相手の考えに耳を傾けてそれを理解する。決して自分の考えを相手に押し付ける事はありません。

    これは個人的な思いなのですが、「女性が強いほど」、物事がスムーズにうまくいくようです。女性が世界を牽引する日は、近い…?

  • 「朝です。Good Morning !」

    自慢ではありませんが、私は早起きです。朝の爽やかな時間は余裕を持って楽しみたいものですから。そして、私の学園での一日は玄関の前に立つことから始まります。生徒たちを迎えるためです。皆への挨拶は「Good Morning !」。

    誰もが知っている英語ですが、慣れていない生徒はこの私の挨拶に最初は戸惑い、照れたような仕草を見せます。中には嫌がっている生徒もいるのでしょうか。しかし、私はひるみません。生徒とのコミュニケーションは「挨拶」から始まります。

    しかし、なぜ「おはよう」ではなく、「Good Morning !」なのか。確かに英語ですが、特段の言葉でもありません。世界中の朝にあちこちで交わされる言葉です。「Hello」も「Hi」もありますが、挨拶はまず相手を認める行為です。以前に世界の様々な国をビジネスで訪れましたが、コミュニケーションの最初は当然ながら、まず挨拶です。相手を認め、そこからビジネスは始まります。コミュニケーションの基本。

    私は学園の方針として、これからの教育には「英語」が不可欠であると考えています。英語はそれほど特殊なものではないのです。特に日本人の場合、知識は十分に持っているのに、口に出てこない。国民性なのか、口に出すのをはにかむ人が多いですね。英語はコミュニケーションのための道具です。まずは、口にしてみる事が一番。

    最初は戸惑い、照れていた生徒たちも慣れてくると、元気に「Good Morning !」と応えてくれます。

    OK !それでいいのです。明るい挨拶は、相手の胸に飛び込み、コミュニケーションの扉を開いてくれます。

    「朝です。Good Morning !」。

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