理事長ブログ

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  • 「私がツアーコンダクター」

    5月9日から12日までUSJ150527、麹町学園中学3年生の修学旅行です。

    旅行先は関西。奈良と京都を訪れ、大阪のテーマパークUSJにも行きました。

    今回も、私は最終日のUSJのみ参加しました。

    USJの元取締役として生徒たちのツアーコンダクターを務めたのです。

    当日はあいにくの雨模様でしたが、生徒たちは悪天候などものともせず、さまざまなアトラクションを元気いっぱいで楽しんでいました。

    去年スタートしたばかりの話題のハリーポッターのエリアが大人気です。

    お昼のハンバーガーランチは、量が多いかなと思っている私の気づかいなど全く不要で、皆、ペロリと平らげました。さすが中学生です。

    「修学」旅行ですから、USJの産業的意義、大阪市の政策について、しっかりとレクチャーした学年もありました。

    USJは大阪の重化学地帯を観光デスティネーションとして発展させ、そこでは女性を積極的に登用し、当然のことながら、ゲストの安全を第一に考える等々。

    蛇足ですが私がUSJで得たリスク管理のノウハウは、“麹町学園の生徒を守る安心安全の環境作り“にも生かされています。

    生徒たちが回ってきた、日本の古都、奈良・京都、そして大阪は今や東京からつながる外国人観光客の「ゴールデンライン」ともなっています。

    来日する海外の観光客の国によっては数が倍増という大人気ぶり。

    富士山を途中に挟んだこのラインはまさに日本が世界に誇る観光資源になりました。

    USJも負けてはいません。円安の追い風もありますが、ここの所、7~8割増ペースで外国人観光客が訪れ、昨年は過去最高の入場者数を記録する快進撃です。

    この傾向はまだまだ続くようで、企画、立ち上げの時代に役員として、様々な苦労もありましたが、私にとっては嬉しい限りです。

    生徒たちも各地で多くの外国人観光客を目にしてきたようです。

    世界中で、多くの人たちが様々な国からボーダーレスに様々な国を訪れる、そういう時代になったともいえますね。

    それを体感したこともこの修学旅行の一つの成果でしょう。

    3泊4日の修学旅行、この楽しい時間が、やがて「思い出」になり、それが麹町の生徒たちの豊かな未来につながって行きます。

    今このひとときをいつも大切に。

  • 「安全・安心の環境 そして未来を守る防災」

    私たちの学園は、その校名からお分かりでしょうが、千代田区麹町に在ります。

    学園前の通りの名は「麹町学園通り」。その立地の良さは麹町学園の特長の一つです。

    国立劇場をはじめとする数多くの文化施設や、国会議事堂などの官公庁施設、そしてイギリス大使館、ベルギー大使館など、各国の大使館が点在する、東京の中心エリアに位置します。

    周辺には皇居と緑あふれる多くの公園があり、大学をはじめ、数多くの学校が集まる文教地区でもあります。

    学校のすぐ近くに麹町消防署と麹町警察署があり、落ち着いた雰囲気と治安の良さと防災対応の点で恵まれています。

    一言でいえば、安全・安心の地域です。しかし、その環境の良さを生かすためには、ご家庭との連絡・連携を重視し、相互に綿密なコミュニケーションを図る事は当然として、学校そのものが地域と共に安全・安心に取り組まなければなりません。

    大切な生徒たちにベストな学習環境を提供するためにも、それは絶対的に必要な事です。

    いざという時に備えての防災マニュアルに関しては以前にご紹介しましたが、学校という「構造物」としての防災力、システムも重要です。

    麹町学園は免震構造の校舎の敷地内に、稼働効率の高い小型風力・太陽光発電システムを設置して、いざという時に、通信、照明などに必要な「独立した」電源を確保しています。

    また、室内プールと浄水器により、必要な水を常に確保し、非常時の食料、医療用品、毛布なども常備しています。

    また、日々の対応としては万全のセキュリティーシステムを導入し、外部からの侵入を防止して、学校内の安全を確保しています。

    そう云ったものが「役立つ」ことなど、無いに越したことはありませんが、全ては「安心・安全」のための備えであり保険です。
    都市が与えてくれる環境の良さを最大限に享受するためには、自らの安全・安心確保の手を休める訳にはいきません。

    それは、今だけのことではなく、生徒の未来へと通じることでもあるからです。

    学校の「防災」とは、生徒たちの「未来」を守るためのものです。

  • 「麹町学園を守る 防災マニュアル」

    先の記事で私が麹町学園に来て、最初に手がけた仕事は「防災マニュアル」を作成したこと、と書きました。

    それは、私の商社時代のイラン駐在、USJ経営等の経験、そして、阪神大震災等の記憶から、「学校でお預かりしている生徒・教職員の命を守るために、学園として何ができるのか?」という問題意識が常にあったからです。

    保護者、ご家庭にそのことを知っておいていただくことも大事です。

    当然、学校という構造物自体が安全であることも重要です。今の校舎は大きな地震に耐える制震設計になっています。

    しかし、それだけで安全が十分に確保できるでしょうか?

    「もしもの時」に一番大切な事は「人がどう動くか、対処すべきか」という事です。そのために必要なものはマニュアルであると考えました。

    平時から危機への対応を意識し続けるのはなかなかに難しいことです。しかし、「その時」に急に冷静になれるものではありません。その時に「何をするべきか」を明確にしておかなければなりません。

    日本人は「対応力」が全般に高いのか、マニュアル文化というものが良い意味で根付いていません。しかし、いざという時は「即、実行できる」、「誰がやっても同じようにできる」のがマニュアルというものの利点なのです。

    もちろん、普段からの「自分たちの身は自分たちで守る」という意識付けは非常に大切です。ですが、それで最悪の事態を迎えた時に即応できる力をそう簡単には養えません。混乱の中で、「何をすべきか」を指し示してくれるものがあれば対応が後手に回る事を防ぐことができます。

    起こってから考えていたのでは遅いのですから。

    誰でもが同じように理解でき、そこに書かれたことを実行できるように平易な表現で作成し、平時にシミュレーションすることも大事です。

    いずれにしても、マニュアルが全て万能という訳ではありませんが、少なくとも、いざという時の混乱を防いでくれることは間違いありません。その時間のロスが取り返しのつかない事にもなります。

    そして、最も大切な事は、そのマニュアルと、それが何のためにあるかという意識を、学校関係者、生徒、保護者の方が全員、共有する事です。

    「天災は忘れたころにやって来る」というのが現実です。

  • 「守るべきもの」

    以前の記事にも書きましたが、平成27年2月27日、麹町消防署の「絆」をテーマとしたイベントに麹町学園書道部14名が招聘されました。

    その時に麹町学園の校長として講演の機会を頂きましたので、その冒頭で、私の具体的な体験として、少々リアルな話になるのですが、商社時代にイラン駐在時代の事をお話ししました。

    その時代はイラン・イラク戦争の真っただ中である1987年~1988年です。イランのテヘランに駐在していたのですが、その頭上をミサイルが飛んで行きます。

    私は、イラン住友商事の社長として、部下70人の命を守る責務にありました。何も手を打たなければ、全員が危険に晒されます。そこで、まず私が早々に手配したのは以下の事です。

    ■発電機の準備(停電時の非常用電源)
    ■ガソリン・タイヤなどのストック(社用車での脱出用)
    ■救急医療品、ヘルメット、毛布などの確保
    ■カスピ海沿岸に避難所を確保(後に国外脱出作戦の本部となる)
    ■現金(現地通貨・米ドル)
    ■航空券(いつでも出国できるよう)
    ■カレーや食事などの作り置きを冷凍(マスコミ駐在員たちにもふるまいました)
    ■中央対策本部の設置(ミサイルの着弾地点などの情報収集・開示のため)

    もしミサイルが至近で着弾した場合に備えて、地下を避難場所として設営)しかし、毒ガスの場合は低い所に流れ込むため、日本の消防が使っている酸素マスク付防護服を調達しました。

    それ以外にも、戦時下という大きなストレスに置かれている部下たちをソフト面からもメンテナンスするために「社宅には二人ずつ住み、お互いが話し相手となってストレスを解消させる」、「部下それぞれに食事や飲み物から、カラオケ・麻雀等の委員としての役割を与える」ようにしました。

    それは「チームワーク作り」のためであり、まさに仲間としての「絆」を養うためです。

    実はもう一つ大切な事があります。住友商事の代表者として地元の人たちと積極的に交流し、「信用」を得ることです。そうすればいざという時の助けを得られます。そこは、文化・思想の異なる国なのですが、コミュニケーションが成立すれば、好意が生まれてきます。

    お陰様で何とか無事に、全員が帰国できました。

    少しリアルすぎて、生々しい話ですが、危機管理の根本は同じです。もし、ご参考になれば幸いです。

  • 「風化させてはならない記憶 防災の思い」

    150227麹町消防署書道私が麹町学園に来て、最初に手がけた仕事はいざというときの学園の生徒職員の安全の確保を考え、備蓄品を揃え、防災マニュアルを作成したことです。

    それは以前もお話したように、私が住友商事にいた頃、海外勤務でリーダーとして非常事態を何度も味わったこと、USJの取締役でゲストの安全に日々腐心したことなどの経験によるものです。

    麹町学園では日頃から地域の方々との交流を心がけ「安全」という、生活の中で最も大切な事に取り組んでいます。

    そこにあるのは「防災の思い」です。

    平成27年2月23日、学校近くの麹町消防署の一階ロビーに、その思いを、麹町学園書道部の生徒たちが書き上げた「書」が飾られました。

    墨痕鮮やかに、大筆で力強くしたためられているのは「絆」の文字。

    今年は阪神・淡路大震災から20年の年であり、東日本大震災から4年が経とうとしています。

    昨年は広島市での土砂災害や御嶽山の噴火などで多くの方々が犠牲になりました。

    様々な自然災害に私たちは、無力でどうしようもないのでしょうか。

    否であると思います。

    確かに自然災害を完全に防ぐことはできません。しかし、それを少しでも和らげ、不幸にして災害にあった人たちが「一日でも早く」日常を取り戻すよう、皆で力を合わせることはできます。

    その思い、「防災」への思いが込められた一文字が「絆」です。

    過去の災害の記憶は、絶対に「風化」させてはなりません。

    「絆」とは私たちが持っている力、同時にその言葉は「防災力」の向上へとつながります。

    平成27年2月27日には、麹町消防署の招聘を受け、麹町学園書道部14名が消防署のイベントに参加しました。テーマは「絆」です。

    そこで行ったのは、過去の災害を風化させることなく、地域の防災力のさらなる向上を目指して、防火・防災に対する思いや誓いを、音楽に合わせて書道で表現するというパフォーマンスです。

    その気合と、溌剌とした書道部員たちの姿に、観客となった消防署員をはじめ、地元の防災関係幹部の方々の目は終始釘付けとなり、およそ10分のパフォーマンスに惜しみない拍手を頂きました。

    そして、今回のイベントを通じて、麹町消防署の皆様の、地域の安全・安心を守り抜こうという決意を頂きました。

    自然の災害に対する個人個人の力は決して強くはありません。しかし、地域が一体となってスクラムを組めば、その力は屈強なものとなります。

    人の持つ力、「絆」が、強い「防災力」を生み出します。

  • 「卒業、おめでとう。さあ、これからがスタートです」

    150310卒業式皆さん、卒業、おめでとう。

    英語で卒業式は “Graduation ceremony” ですが、“Commencement” とも言います。

    “Commencement”の意味は「始まり、開始」です。

    アメリカの大学での「学位授与式」のことでもあります。

    卒業式を迎えることとなり、皆さんの胸には麹町学園での6年間の思い出が様々に込み上げていることと思います。

    この6年間で皆さんが努力し、その心身に得たものは、これからの新しい日々へとつながります。

    卒業とは「新たなスタート」への節目でもあるのです。

    私自身の経験から「人生は全て出会い、この出会いを大切にしてください」という言葉を皆さんに送ります。

    皆さんがこれから歩んでいく人生は、まさに「未来」であり、そこにはたくさんの「出会い」が待っています。

    楽しい、苦しい、好き、嫌い、甘い、苦い、その一つ一つがとても貴重な経験となります。

    そして、それらすべてを自分自身の財産としてください。

    様々な出会いが、皆さんに、しなやかさ、優しさ、逞しさを身につけてくれます。

    麹町学園の建学の精神を分かりやすく言えば「自立した、教養を身につけた女性を育む」ということです。麹町学園の卒業生として、これからの人生を、より大きなスケールで「デザイン」してください。

    そして、いつも「感謝」の気持ちを忘れないでください。今日、この日を迎えられることに対しても、素直に「ありがとう」という言葉で気持ちを表してください。ご家族、先生、友人、多くの方々のおかげです、と。

    麹町学園は、多くの卒業生が気軽に立ち寄ってくれる、素晴らしい伝統を持っています。

    皆さんも、いつでも遠慮なく、先生や後輩たちと会いに帰ってきてください。

    麹町学園の卒業生として、それぞれに輝いてくれることを祈念します。

    おめでとう、いってらっしゃい!!

  • 「自分で考える力=生きる力」

    これは経験則という事でご理解いただきたいと思って書きます。

    小学生のころは成績優秀であった子供なのに、中学生になった途端、急にその学力が伸び悩み、高校生になった時には、勉学への意欲を失いかけてしまう、という事があります。

    どうしてそのような事が起きてしまうのでしょうか。とはいっても、それほど深刻な問題であるとは考えていません。これは心理的なカウンセリングが必要なレベルの問題ではなく、教育という指導の方法で十分に対応できる問題です。

    そうしたことが起きてしまう理由は、小学生時代の学力に必要な事と、それ以後に必要な事とが変わってくるからです。

    少々、問題を単純化して言えば、小学生の時代の学力はまさに「読み書き、算盤」的な「基本」が中心となります。そこでの学力とは、とにかく「覚える事」がたくさんあって、それをマスターしていけば優秀であるとなります。しかし、それは、その後の「応用」へと発展していくための「基本」です。ここに大きな「壁」が存在するのです。

    それは「基本」から「応用」へと移行する際に必要となるものが「考える力」であるという事です。それを養うために麹町学園では中・高一貫の環境の中で、「2人担任制」「みらい科」など、その力を養う体制を採っています。

    「豊かな人生を自らデザインできる」という事は、「覚える力」だけでは実現が難しいのです。「自分で考える力」があってこそ叶えられるものです。「なぜ、この学習が必要なのか?」「何のために、チャレンジするのか?」「自分の未来はどうあるべきなのか?」等々。

    この力はまさに「生きる力」でもあります。

    そのために必要な物は、生徒とのコミュニケーションの絶対的な「質と量」。コミュニケーションとは「人と人とがお互いに考える事」。

    そこにこそ、豊かな「生きる力」を育成する肥えた土壌が生まれると考えます。

  • 「失敗できる強さ 失敗さえできない弱さ」

    ある日の帰りがけに喉が渇いて自動販売機で缶コーヒーを買ったら、その缶に良い言葉が書いてありました。なかなか粋な、メーカーの宣伝企画ですね。

    その言葉、知っていますよ。あのセオドア・ルーズベルトの「絶対に失敗をしない唯一の人間とは、何もやらない人間のことである」。

    かつてビジネスの世界に身を置いていた者としては、まさに、という言葉です。私は商社マンでしたので、仕事は自分で作り続けなければなりません。誰も、仕事なんて与えてはくれません。その中での失敗の数々、自慢したいほどにあります。失敗に尻込みしていては仕事になりませんから。

    しかし、中には失敗する事を避けながら仕事を進めている者もいました。一見、要領が良い者のように見えますが、そうではないのです。批判するつもりは毛頭ありませんが、「失敗さえもできないのか…」と私の目には映るのです。

    いいじゃないですか、失敗くらいは。月並みですが、そこから得るものがどれほど有りがたい事か、必ず分かります。もちろん、深刻な時期もあるでしょう。しかし、それは「悩む」という考える時間でもあります。「何もやらなければ、何も起こらない」。悩むこともありません。故に、考える必要もない。

    失敗は人を強くし、失敗さえできないという事は人を弱くします。これは私の経験から得た真実です。私はこのことを”なさざるの罪“とよんでいました。失敗して減点されるより、無難に平均点を貰えばよいという人の集団になると進歩、改革、活性化はできません。

    失敗やトラブルが起きた時にいち早く皆で解決するという風土が大事で企業では「風通しの良さ」といいます。

    その意味でも麹町の2人担任制は生徒との信頼の上にたって開かれたコミュニケーションの場を提供しているのです。かつての商社マン時代、同僚たちと飲みながら「昨日、こんな失敗をやりました!」と失敗自慢で美味しいお酒を楽しんだものです。

    失敗したって次があります。

    一歩前へ!Go Forward!

  • 「麹町のサテライト」

    麹町のサテライト150213中学入試も終わり、自宅学習の生徒たちが学校に戻ってきました。

    全校朝礼では、まず、いつも通りに挨拶がちゃんとできている事を嬉しく思う事を話しました。

    また、昨年の9月からAFSの留学生として麹町学園に通っていた、カナダのケベック市から来たアレックスさんが、今日で最後の授業となる事、皆が仲良くしてくれた事に「ありがとう」という思いも伝えました。

    その日のお昼休みには、高校2年生のクラスメートたちが前日から準備して、お別れパーティーを企画しました。

    当日の朝も、始業前に調理準備室でなにやら皆でわいわいしているようでした。お昼休みに教室を覗いたら、黒板に大きく「ありがとう、アレックス」と書かれていました。

    私の想いは「アレックスにもありがとう」、「生徒の皆にもありがとう」です。

    アレックスの滞在は短い間でしたが、違う国、文化、言葉の者同士が、お互いを理解しながら一緒に学習する機会を得る事が出来たのですから。

    朝から皆が準備したスナックやドリンクが机の上に並べてあります。色とりどり。その教室の様子には、生徒たちの優しさと茶目っ気を感じました。

    お別れパーティーで、学校の皆に代わり、私からアレックスさんにメッセージを送る事になりました。

    麹町学園での生活、ホストファミリー、友達、先生、日本でのたくさんの思い出に感謝の気持ちをいつまでも大切に。

    私の好きな英語の表現は「思い出を大切に」と言う時に使う”CHERISH MEMORIES”、そして、「また、いつかどこかで会う事が必ずあるでしょう」の意である”OUR PATHS WILL CROSS”。その言葉をアレックスさん、そして生徒たちにも伝えました。

    アレックスさんは数千マイル離れた自分の町に戻りますが、麹町学園とのつながりはサテライトのように続いて行きます。

    BON VOYAGE!

  • 「中学2年生へのメッセージ」

    中学2年生の学年集会の冒頭で、先日行われた「スペリングコンテスト」の表彰を行いましたが、その表彰者の人数の多さにちょっと驚きました。と同時に嬉しくもありました。

    日頃から言っている挨拶もきちんとできているし、この4月から中学の最高学年となるにふさわしい集団に成長しています。

    私の話は短くて良い、との定評があるようですが、言うべき時には様々にお話しします、と、学年集会での話を切り出しました。

    中学3年生になれば、2人担任制は終了します。ここから皆さんの「自立」へのステップが始まります。

    いま世界では、悲しむべき出来事が起きています。そこから、例え違う国、文化であろうとも、そこに住む人たちと如何にお互いを理解し合い、交流する事が大切であるかを、個々人が強く感じ取ってください。

    2020年には、オリンピック、パラリンピックの開催、更にはその年に宇宙からハヤブサ2も帰還する予定であり、世界中から多くの方々が日本を訪れる年になります。「心からのおもてなしを」と都知事も力を入れられています。

    その「おもてなし」に必要なのはコミュニケーションの力。まさに、英語力をつける事が大切です。それに加え、私たち日本の歴史、地理、伝統文化についてもちゃんとした知識を備える事が、外国の方々とのより良い交流につながります。皆さん一人一人がそれを担わなければならないのです。

    スペリングコンテストの結果を見れば、もっともっとそのコミュニケーションの力がつくと、大いに期待しています。

    自分自身の経験から言えば、英語は歌で覚えました。

    せっかくマイクを持っているのですから、「例えばこんな歌です」、と言って、一曲、ご披露しました。

    歌ったのは、プレスリーの”CAN’T HELP FALLING IN LOVE WITH YOU”。途中までですけど。

    何故この歌なのか? それはこの歌詞に使われている英語の単語が易しく、文法的にも色々な表現が織り込まれていて、歌いやすいバラード系の歌だからです。

    私の想いは、皆さんに伝わったでしょうか。

    目を点にして聞いている生徒もいましたけど。

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