「東京の生活も早三ヶ月 関東と関西の違い」

この4月に麹町学園の校長を拝命し、護国寺に居を構えて3ヶ月が経ちます。これまでは関西で長く教鞭を取り、教頭、校長、理事を務めてきました。生まれも育ちも大阪で、いわゆる「コテコテ」の大阪人です。

それがご縁あって東京の生活を始め、改めて「関西と関東」との違いというものを感じる事ができました。これまでは「お笑い」やエスカレータでの並び方(関東では右側を開けますが、関西は左側を開けます)などでその違いを感じた事はありますが、実際に東京で生活をしてみて、そんなことよりももっと根本的な所にある違いに気が付きました。

それは、「関東、とりわけ都市部(東京)の人たちは、上品で辛抱強い」ということです。お断りしておきますが、では関西の人が「下品で、気が短い」という予定調和的な対比ではありません。

とにかく、関東の人はおしなべて「辛抱強い」。「我慢強い」と云ってもよいかと思います。それに比べれば関西の人は「せっかち」です。

身近すぎる例かもしれませんけど、例えばレストランなどで注文した料理というのは直ぐに出てくるものではありません。大阪などでは、料理が出てくるまでに数回は「まだ?」と催促をします。東京の人は黙って待っています。大阪の方が注文したものが出て来るのに時間がかかる、という訳ではありません。まあ、遅い所は遅いのですが、東京の人はそれでも催促することなく待っている人が多い。

その違いはどこから来るのでしょうか? 

深く考えることでもないのかもしれませんが、データはありませんので経験則ですけど、関西の人は大方がもともとから関西に住んでいる人が多く、関東の人は色々な地域から集まってきた人たちが大都市の中で暮らしています。その中で「我慢」という力を養うのでしょうか。

それはひとつの「共存」のあり方なのでしょうか。関西の人は何だかんだと言っても「同じような生活様式、価値観、土地勘」などを共有しています。しかし、関東ではそれが様々であり、「我」を通せば思わぬコンフリクト(衝突)を起こしかねません。

こちらのバス停でキチンと並んでいる人たちを見るとそう思います。関西の人は「並ぶ」のと「待つ」のが苦手で、早い者勝ちのような所があります。

実はこれ、先だっての「麹町学園体育祭」で、生徒たちや教職員たちのストイックとも呼べる姿勢を見て、やはりそうか、と思った事です。

私の「感動」の底には、そんな思いがあったのでしょう。

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