校長ブログ

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  • 「VIVID Innovations Kojimachi 麹町学園が目指すもの」

    今、教育の場である学校が求められているものは何でしょうか。

    私は四十余年に渡って教育界に身を置き、様々な時代の変化、時には受け入れがたい思いを抱いてしまうようなパラダイム(価値観)の変遷、を経験してきました。そして、その都度、「今の教育の在るべき姿」とは何であるのかを考え続け、実践して参りました。

    そして今、また新たにその思いを強くしています。これからの時代はこれまでより、もっと大きなウネリで変化をもたらすものであるからです。

    「少子高齢化」「雇用環境の変化」など、どれもこれまで経験した事のない事象です。また、グローバルなるものが、ただの国際交流的なものから、生活の中にまで入り込んでくるほどに身近なものとなっています。これも、今までに一体誰が経験出来たことでしょうか。

    つまり、「予測が難しい」ではなく「予測不可能」に近い時代がやってきているのだと感じざるを得ません。その中で改めて「教育の在るべき姿」を考え続け、ようやくできたグランドデザインが“VIVID Innovations Kojimachi”です。これは三つの”Changes”、改革を柱に構成されています。

    その目的とするところは、これまでのように「より多くの知識を蓄えて安定的に再生できる力」を育成することではなく、「様々な知識・情報を活用して他者とコミュニケーションを取りながら、問題を解決することができる力」を育成することにあります。

    国の学習指導要領改訂のための諮問文にも「新たな時代を生きる上で必要な資質・能力を育んで行くことを目指し…」とあります。そこに求められるのは「汎用的能力」、事に当たって柔軟に対応できる力です。

    それはまさに、麹町学園の教育ビジョンである「豊かな人生を自らデザインできる自立した力」と重なるものです。それは「伝統」の中で今も麹町学園の中に確固として息づいています。

    この度の改革、“VIVID Innovations Kojimachi”は、その「伝統」をより具体的な力として推し進め、新しい時代に向かっていくためのものです。

    麹町学園はただ今より、「日本一世界に近い学校」「日本一未来に近い学校」を目指します。

    ▼ VIVID Innovations Kojimachi
    http://www.kojimachi.ed.jp/news/20150718109.html

  • 「VIVID Innovations Kojimachi コース導入」

    三つ目の”Change”、改革として、海外大学進学まで視野に入れた「コース」を中3より設置します。

    もちろん、これは個人の希望に合わせ、コースを選択することができるもので、高2までコースの変更が可能です。決して「学力による選別」ではありません。

    コースは3つです。まず「GA(グローバルアクティブ:英語特別進学)コース」。そして「SA(スペシャルアクティブ:特別進学)コース」「A(アクティブ:進学)コース」です。

    生徒たちが思い描く「未来(将来)」は様々です。「国際舞台で活躍したい」「英語を使って仕事をしてみたい」「まだ、ハッキリと決まっていないけど、可能性は求めたい」。それぞれが自分たちの目標を、自ら主体的に持つことをサポートするためのプログラムです。

    中学3年生より設定するのは、その頃から自分の「向かいたい将来」が見え始める頃であるからです。ただし、そこは柔軟に対応し、その思いが明確となる前の時期には「GAコース」と「SAコース」はプレコースとして位置づけ、区分はしません。

    そして、その「GAコース」「SAコース」両コースにある生徒には3学期に「3ヵ月間」の海外(英語圏)でのホームステイを実施します。その経験の中で改めて自らの将来を思い描き、それがコースを選択する機会となることでしょう。

    「Aコース」は、云ってみれば一番柔軟なコースです。高校生になって見えてくる世界は、中学生の頃とは違ったものであるはずです。その中で受験に必要な「見える学力」を養いながら、「見えない学力」を様々な思いの中で多様な方向へと伸ばして行くことができます。

    繰り返しますが、これは「選別」的なものでは決してありません。それぞれの生徒の思いに「柔軟」に、かつ「確実」に応えるためのプログラムです。麹町学園がもともと持っていた「基礎期」「充実期」「発展期」といったプログラムを、更に具体的で、実践的なものへと改革したものです。

    生徒個々の「主体性」の育成、そしてそれを教職員ができるだけ細やかに把握し、サポートすることを目的としたプログラムです。

    ▼ VIVID Innovations Kojimachi
    http://www.kojimachi.ed.jp/news/20150718109.html

  • 「VIVID Innovations Kojimachi 次代を見すえたグローバル教育」

    二つ目の”Change”、改革は、「グローバル教育」です。

    できるだけ簡単にご説明すれば、これからは「使える英語」の時代であり、2020年の「新大学入試」では、英語の「4技能」が重視されます。

    英語の4技能とは、「読む(Reading)」「聞く(Listening)」だけではなく、「書く(Writing)」「話す(Speaking)」という実践的な能力を身につけた、英語の総合的な能力ということです。つまり、「知っている英語」ではなく、前述した「使える英語」の力が求められるのです。

    既に定着した「グローバル」という言葉ですが、意味としては「地球全体の」「世界的な」ですが、つまりは移動手段、通信手段の飛躍的な発達によって、世界の国々がかつてないほど身近な存在となり、その中でのコミュニケーションを避けて通ることはもはやできない時代となっているということです。

    そして、そのコミュニケーション手段として求められているのが「英語力」です。日本人の英語力は残念ながらアジア諸国の中では芳しくありません。その理由は様々でしょうが、現実として社会の中に出ていく際にはこの英語力を身につけることにより、その世界が格段に広がって行きます。

    まずは、どうしても「見える力」、学力をつけなければなりません。しかし、それが、ただ「覚えるだけ」のものであるなら、なかなか身にはつきません。麹町学園ではその学習に、まず「慣れる」ことからスタートし、そして「楽しい→身につく」ステップで、「使える」英語力を身につけることを徹底させます。

    「習うより慣れろ」とは、技能習得の際によく言われる言葉ですが、まさにその通りで、まずは「慣れる」ことから、英語学習へのハードルを下げます。そのために、「授業」は元よりですが、それに加えて、生徒が気軽に「自主的」に英語に慣れるための環境を用意します。

    ネイティブスピーカーと気兼ねなく会話を楽しめる「インターナショナルラウンジ」の設置。希望する生徒には「インターネット英会話教室」。そして、各学年の学力に合わせた「海外研修プログラム」を様々に用意し、その中で「慣れる→楽しい→身につく」を実感してもらいます。

    余談ですが、学習というものは本来「楽しい」ものなのです。そこを分かってもらえれば、生徒の学力は自然に伸びていきます。

    ▼ VIVID Innovations Kojimachi
    http://www.kojimachi.ed.jp/news/20150718109.html

  • 「VIVID Innovations Kojimachi みらい型学力育成授業」

    一つ目の”Change”です。

    今の麹町学園の生徒たちが成人し、社会に出ていくときには「高齢化」「社会環境・雇用環境」等の不可逆的な変化により、大きく社会が変わって行くことは既に予測されています。

    しかし、それがどのように具体的な変化をもたらすのか、おそらく、誰にも明確には分からないでしょう。そうした問題に対して、誰もが納得し、安心できるような「解」が見つかっていないということです。

    一言で云えば「社会の過渡期」を迎える訳で、それは歴史を見ても分かるように、必ず、少なからぬ「混乱」を招き起こします。

    そうした「新たな時代」の中で必要となるのは、どのような事なのでしょう。どのような「資質・能力」なのでしょうか。私たちはそれを二つの力に分けて取り組みます。

    ひとつは「見える学力」。すなわち、数値化できる学力です。具体的には「受験学力」といってもいいでしょう。これは、社会に出ていく上で必要な「基礎知識」「基礎教養」を確実に身につけることです。

    もうひとつは「見えない学力」です。それは「考える力」「表現する力」「自ら学ぶ力」です。常に変化する環境の中で自らの「主体性」を失うことなく、それらに対応できる「グローバル対応力・活用力」であり、「生きる力」であるといってもいいでしょう。

    こうした二つの「力」を身につけることを「みらい型学力」の育成と呼んでいます。「自ら目標を持ち、自ら調べ、自ら計画して、考え、そして達成する」、そうした力は未来に渡って持続し、時と共に衰えるのではなく、ますます強い「個」を創り上げていきます。

    そのための具体的な取り組みとして、「教師主導」の授業から「学習者(生徒)中心」の学習のために、ICT(Information and Communication Technology ※)を活用し、「教える側(教師)」と「教わる側(生徒)」を極力隔てる事無く、「考える機会」を共有するためのアクティブ・ラーニング(能動的学習)を積極的に進めていきます。

    (※今でいうITにコミュニケーションの重要性を加えた言葉。これからはITよりもICTが一般的な言葉になると予測されています。)

    ▼ VIVID Innovations Kojimachi
    http://www.kojimachi.ed.jp/news/20150718109.html

  • 「2016年度生より 麹町学園が変わります」

    “VIVID Innovations Kojimachi”

    2016年度からの「麹町学園の改革」、そのスローガンが上記のフレーズです。”VIVID”には様々な意味、そして思いを込めています。「溌剌とした」「躍動的な」「鮮やかな」「目の覚めるような」。それらを私たちの思いを込めて、一言で表現すれば「生き生きとした」です。

    「生き生きとした改革」。まさに「人」を教え育てる場に必要なものは、「人が生きる」ためのダイナミズムであると考えます。

    そして、それが「どのように在るべきか」をテーマとして、学園内の教職員から選抜したメンバーでプロジェクトを組み、そこで生まれたものがこの「麹町学園の改革」、「3つのCnanges」です。

    百十年という長い歴史に培われた「伝統」という盤石な土壌を持つ麹町学園であるからこそ、その伝統の上に「次世代に向かう改革」が可能になるという「信念」から、新しい「教育の在り方」を具体的、かつ、実践的に展開いたします。

    麹町学園は1905年(明治38年)、日本が近代化へと向かう中で、その近代化を培うための「女子教育」の必要性という、先進的な理念のもと、大築佛郎先生によって麹町女学校(現麹町学園)として設立されました。

    その志は、教育理念「聡明・端正」、教育ビジョン「豊かな人生を自らデザインできる自立した女性を育てる」という建学の精神に強く反映されています。

    その「伝統」を引き継ぎ、今、「改革」によって、更に「生き生き」とした女子教育に取り組むための“VIVID Innovations Kojimachi”につきまして、皆さまにお伝えしたい強い思いを持っております。

    本ブログを通して、その「強い思い」を語らせていただきます。

    まずは下記リンクより、麹町学園ホームページの「麹町学園の改革について!」のページへアクセスしていただき、私たちのこれからの取り組みの詳細を、ぜひ、ご覧ください。

    ▼ VIVID Innovations Kojimachi
    http://www.kojimachi.ed.jp/news/20150718109.html

  • 「東京の生活も早三ヶ月 関東と関西の違い」

    この4月に麹町学園の校長を拝命し、護国寺に居を構えて3ヶ月が経ちます。これまでは関西で長く教鞭を取り、教頭、校長、理事を務めてきました。生まれも育ちも大阪で、いわゆる「コテコテ」の大阪人です。

    それがご縁あって東京の生活を始め、改めて「関西と関東」との違いというものを感じる事ができました。これまでは「お笑い」やエスカレータでの並び方(関東では右側を開けますが、関西は左側を開けます)などでその違いを感じた事はありますが、実際に東京で生活をしてみて、そんなことよりももっと根本的な所にある違いに気が付きました。

    それは、「関東、とりわけ都市部(東京)の人たちは、上品で辛抱強い」ということです。お断りしておきますが、では関西の人が「下品で、気が短い」という予定調和的な対比ではありません。

    とにかく、関東の人はおしなべて「辛抱強い」。「我慢強い」と云ってもよいかと思います。それに比べれば関西の人は「せっかち」です。

    身近すぎる例かもしれませんけど、例えばレストランなどで注文した料理というのは直ぐに出てくるものではありません。大阪などでは、料理が出てくるまでに数回は「まだ?」と催促をします。東京の人は黙って待っています。大阪の方が注文したものが出て来るのに時間がかかる、という訳ではありません。まあ、遅い所は遅いのですが、東京の人はそれでも催促することなく待っている人が多い。

    その違いはどこから来るのでしょうか? 

    深く考えることでもないのかもしれませんが、データはありませんので経験則ですけど、関西の人は大方がもともとから関西に住んでいる人が多く、関東の人は色々な地域から集まってきた人たちが大都市の中で暮らしています。その中で「我慢」という力を養うのでしょうか。

    それはひとつの「共存」のあり方なのでしょうか。関西の人は何だかんだと言っても「同じような生活様式、価値観、土地勘」などを共有しています。しかし、関東ではそれが様々であり、「我」を通せば思わぬコンフリクト(衝突)を起こしかねません。

    こちらのバス停でキチンと並んでいる人たちを見るとそう思います。関西の人は「並ぶ」のと「待つ」のが苦手で、早い者勝ちのような所があります。

    実はこれ、先だっての「麹町学園体育祭」で、生徒たちや教職員たちのストイックとも呼べる姿勢を見て、やはりそうか、と思った事です。

    私の「感動」の底には、そんな思いがあったのでしょう。

  • 「校長として初めて見る麹町学園体育祭にて」

    6月19日、麹町学園の校長を拝命してから、オーストラリアへの修学旅行同行に続いて、二つ目の大きな催事に臨みました。

    体育祭です。今年のタイトルは創立百十周年にちなんで「百獣の王」。

    タイトルは勇壮ですが、この体育祭は生徒たちと教職員が日頃からコツコツと準備をし、そして保護者の皆様のご協力も得て、実施されます。

    まず、当日、最初に感じたのは、場内に飾られた大きな絵を目にして、この体育祭は生徒たちみんなが一体となって運営しているのだなという感慨です。そこにはまさに「粛々」と形容したくなるような直向きさを感じました。それは学校の催事だから「当たり前」と思えることではないのです。

    生徒一人一人が自分たちの体育祭を成功させたいと思い、その全員の一つになった気持ちが伝わってくるのです。その「力」を一言で云うなら「伝統」でしょう。先輩たちから連綿と引き継いできたもの。

    それを目の当たりにしたのは、最初の「プロムナード」と呼ばれる行進と人文字のプログラム。そして、「こきりこ」という、もう半世紀も引き継がれてきた高校3年生たちによる舞。こきりこという短い竹を打ち鳴らしての素朴な舞いですが、そうしたものの「見事な演技」とか「一糸乱れぬ演技」とかいったものよりも、そのひたむきさに感じ入ったのです。集中力と云ってもいいのでしょうか。生徒たち、教職員、保護者の方々全員が身じろぎもせず、全員に無駄な動きも無く、演技を行い、それを見守っているのです。

    驚きました。演技者はもとより、それを見守る観客全員が、一体となって今行われている事にジッと集中しています。

    閉会式で、その事をどのように皆さんに伝えようか、頭の中の引き出しから言葉を探しました。が、出てきたのはこんな言葉です。

    「感動しました!」。言った途端に「シマッタ…」と思う程ストレートな言葉が口から飛び出しました。色々考えていたのですけど、どうやら全て飛んでしまったようです。

    「伝統」は長い長い時間と人の真摯な力によって「誇り」へと醸成されていきます。それを感じて、誠に素直な気持ちがそんな言葉になったのです。それ以外の表現は浮かびませんでした。

  • 「45年前のオーストラリアでの思い出 そして、今」

    前回の記事で麹町学園高校2年生のオーストラリア修学旅行に同行した事を書きましたが、私は45年前、一度、オーストラリアに行った事があります。

    その目的は「砂漠横断のトレーニング」。その当時は貨物船でのオーストラリア行です。

    若い頃ですから、登山と一緒で、今ではあまり使われない言葉かもしれませんけど「冒険」が大好きでした。何とも無謀なことにアフリカの「サハラ砂漠横断」に野心を燃やし、本田勝一の「極限の民族」に描かれた世界(カナダのエスキモーなど)に憧れを持っていました。

    そのためのトレーニングとしてオーストラリアを訪れ、パース(シドニーと反対の西海岸にある都市)からダーウィン(北海岸にある都市)まで、グレートサンディー砂漠を馬で縦断する計画を立てました。結果から言いますと見事に三分の一ほどの行程で断念せざるを得ませんでしたが、残念な思いはそれとして、その中途でオーストラリアの先住民(アボリジニナル)の居住区で数日過ごした事が今回のオーストラリア修学旅行で学校訪問した“Penshurust Girls High School”の校長から受けた歓待の言葉でフラッシュバックしました。

    その言葉とは「このような集いの機会をもたらしてくれたことに感謝します。神と先住民族の方々に…」。

    私はかつて先住民族の方々に会った時、その歴史と背景を恥ずかしながら良く知りませんでした。オーストラリアの先住民族が、地上から消え去りかけるほどの悲劇的な歴史を負っていたことを。

    今では、オーストラリアは白豪主義などではなく、多民族国家であることを宣言しています。オーストラリアは、この国の最初の住民の方々に敬意を持って語るように、かつての考えから大きく変わっています。

    世界と触れるという事は、その歴史と触れるという事です。今回の修学旅行同行で、訪問先の校長の言葉に、密かに深く心を動かされました。

    ちなみに、私のかつてのオーストラリア行ですが、なんと日本に帰るお金も無くなり、現地領事館から追い出されるように貨物船で日本に戻されました。今考えると、若かったとはいえ、まさに無謀の極み…。

  • 「高校2年生 オーストラリア修学旅行レポート」

    今年の高校2年生の修学旅行はオーストラリアです。私も同行しました。オーストラリアは経度が日本と変わらず、北半球と南半球に位置していますので、ご存知の通り季節は逆となります。私たちが訪れた5月6日は、日本では初夏、オーストラリアでは初秋。

    余談ですが、オーストラリアの国名は正式には「オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)」で、形式的にはイギリスの女王を元首とする君主国です。ですから共和制でありながらも「共和国(Republic of)」とはならず、便宜上「連邦」と称しています。

    話を修学旅行に戻しますが、5月6日から11日までの期間中、天気には恵まれ、連日の「秋晴れ」でした。時差は日本と1時間ですからそれほど気にはなりません。快適な修学旅行となりました。

    オーストラリアでの修学旅行のメインイベントは「地元の女子高校訪問」「ファームステイ」です。訪問した学校は “St.Geroge Girls High School” と “Penshurust Girls High School” の2校。両校から、心からの歓待を受け、生徒、教職員一同、感激しました。

    次なるイベントは「ファームステイ」です。これはトブロック牧場を訪問し、その地域内にあるお宅にホームステイさせていただくものです。生徒2人一組で色々なご家庭で一日、お世話になりました。日頃の英語力を思う存分活かすチャンスです。

    ですが、やはり、2人一組とは云え、皆と離れるのは心細いのか、各ホームステイ先へと分かれる時は不安と緊張の色が生徒たちの表情にありありと浮かんでいました。

    そして一日のホームステイを終えた生徒たちが再びトブロック牧場に全員集合します。その時の表情には例外なく安堵と再会を喜ぶ表情が輝くばかりに浮かんでいます。やはり、ホームステイでかなり緊張したのでしょう。良い体験です。

    英語の方はボディランゲイジも交えて乗り切ってきたようですね。英語というより、世界の実体と触れるとはそういう事なのです。国と言葉は違えど、人と人は触れ合う事でコミュニケーションできます。

    あとは動物園や海岸(少し寒かったです)などの観光名所を回りましたが、やはりコアラが一番人気でしたね。

    最終日、校長は少しばかり疲れてしまいました。海外もいいですけど、来年は奈良や京都の日本の古都にでも…。

  • 「国際部 英語教育をもっと身近に」

    麹町学園では学園の組織内に「国際部」なる部署を新たに設けました。

    この新部署の役割をできるだけ簡単にご説明すれば、「英語ともっと身近に接する環境を作り、その学習機会のハードルをできるだけ下げる」といったことです。

    グローバルという言葉を今更使うまでも無く、世界がある意味で日常的なものとなり、ボーダーレスとなった現代では、やはり、世界公用語としての「英語」に関する素養は社会人として、その必要度が増しています。

    私が学生の頃はなかなかネイティブな英語に接する機会も無く、留学となると、ごく限られた者しか実現できませんでした。特に関西ではその傾向が強く、熱心な学生はラジオのFEN(Far East Network)に聞き入り、苦労しながらネイティブな英語に接して勉強していました。

    今では麹町学園でも長期、中期、短期の留学を実施し、国内留学として「ブリティッシュヒルズ」という英語研修施設での「パスポートの要らない」、いわば、バーチャル「短期留学」も実施していますが、それをさらに「身近な」ものにしていこうという試みが国際部新設の目的です。

    その具体的な活動ですが、従来のものに加えて、「英語村(仮称)」と「週末国内留学(仮称)」を実施します。

    「英語村」とは、麹町学園のネイティブの先生と生徒たちが、英語だけのコミュニケーション環境になれるバーチャル国際空間(部屋)のことです。思う存分、英会話に浸ってもらいます。自由に、です。

    「週末短期留学」は、日本で学んでいる留学生たちと共に、希望する生徒を週末、例えばバスで「一泊二日」の小旅行に出かけ、丸一日、英語漬けになってもらいます。

    肩肘張らず、留学生も楽しめて、日本を知る一助となるよう、例えば「浅草」などでも良いと思います。

    それらを麹町学園独自の英語教育へと発展させるつもりです。

    まずは、英語というものに身構えてしまうハードルを下げることから始めます。

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