食育活動の実践報告をアップしました

本校の食育について

本校は長年食育に力を入れてきました。

中学1年生から高校3年生まで各クラスに食育係がおり、通称『おにぎりジェンヌ』と呼ばれ、食育だより『おにぎり通信』の発行や、こうじまち食育週間、全校レシピコンテストの実施などに励んでいます。

今年度は、国立青少年教育振興機構による「早寝早起き朝ごはん」推進事業校に採択されたこともあり、ますます活動の幅が広がってきています。

2020年度活動報告

本校の目標は「朝ごはん、自分でつくって、健康美人」です。

朝ごはんをきちんと食べることや、生活リズムを整えることなどを定着するため、起床就寝時刻・排便の有無・食事記録等をつけ、振り返りと改善をしました。

7月の食育アンケートによると、本校では全体の9割近くの人は朝ごはんを食べて登校しており優秀でしたが、朝ごはんの内容は人によってはバランスがとれておらず、特に野菜嫌いが目立ちました。

そこで本校2階の被服室前のガーデンのプランターで9月に小カブの種まき、12月に名前通り本当に小さなカブを収穫することができました。

収穫量が少なく一部の人しか試食できませんでしたが、自分で育てた食材を使って料理をするのはとても楽しいので、来年も続けていきたいと考えています。

食育は、生徒のみなさんだけでなくご家族や教員も一体となって行うことが重要です。11月の中学生保護者の方へのアンケートによるとご家庭ではお嬢さんに食事作りのお手伝いをしてほしいと思っている方が大多数でした。

コロナ禍で学校での調理実習の実施には制限があり、今現在実習ができない状況なので、ぜひ休日にはご家庭で一緒に食事作りをしていただけたらと思います。

そして、本校では女子栄養大学との連携を行っており、その大学の先生にご助言をいただきながらすすめています。また、年に2回おこなっている家庭料理検定は、6月・11月と本校会場にて行っています。保護者の皆さんも受検することができます。3級の2次試験には実技もあり、食に関する知識だけでなく実践力を磨くこともできます。

来年度も同じ事業に引き続き取り組んでいきます。コロナ禍で体調管理についても気をつかう毎日ですが、まずは食生活から、「朝ごはん、自分でつくって、健康美人」をめざし、学校全体で取り組んでいきたいと思います。

家庭料理検定

『家庭料理技能検定』は、中学1年生で全員必須受験としています。

2020年度も4級に中学1年生全員が挑戦し、96%の生徒が合格できました。今回この功績が認められ、「食育推進奨励賞」を受賞しました。

なお、上級生にとっては家政系大学の入試で加点対象となることがあるのも励みになっています。

何より検定をみんなで受けることで、学校全体で食に関心を持つようになっています。

 

検定に合格した中学1年生より

私は料理をすることが好きで、日頃からよくおかずやお菓子作りをしていましたが、料理をする上でもっと正確な知識を身につけたいと思うようになりました。

この検定を知り、食育に関してたくさん学ぶことができました。4級は、知っていることもありましたが、だしのことや様々な栄養素など、初めて知ることもあり、改めて食について深く考えることができました。

このような学びは一生ものだと思うので、今後もさらなる知識を身につけたいです。

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