みらい科

教育の特色Education

「みらい科」とは

現在、世界では加速度的に技術革新が進んでいます。その時代の中心を生きていく現代の中高生には、めまぐるしく変わっていく時代の変遷に柔軟に対応していける能力や資質(コンピテンシー)が求められます。また、これから大きな変貌を遂げる社会に歩み出さざるをえない生徒たちには、それに立ち向かう恐怖を跳ね返すだけの強さ(レジリエンス)が必要になります。

麴町学園では自立した女性の育成のため、オリジナルのキャリア教育である「みらい科」を、週1時間の授業として展開しています。

この「みらい科」の授業の目的は以下の2つです。

1. 「こうじまちコンピテンシー」の体得

これからの社会で求められる能力を、麴町学園では 4つに分け、「つながる力(人間関係・社会形成能力)」「自分を信じる力(自己理解・自己管理能力)」「出会う力(キャリアプランニング能力)」「しなやかさ(課題対応能力)」としました。これを本学園では「こうじまちコンピテンシー」と名づけ、この「こうじまちコンピテンシー」を、卒業時までに 確実に身につけている人材を育成します。

「こうじまちコンピテンシー」を体得した子どもたちは、グローバルだけでなく、ローカルにも目を向けられる広い視野の持ち主となり、ゆくゆくは各分野において求められる人物へと成長します。

2.「こうじまちセレンディピティ」の体得

今後の社会は、変動性・不確実性・複雑性・曖昧性が増していくと考えられています。その多様化する社会に果敢にはばたける人材を、レジリエンス教育を通じて育成します。「レジリエンス」とは、自分に限界を定めず、物怖じせずに様々なことに関心を持ちチャレンジし、持続性を持って取り組み、失敗してもあきらめずに跳ね返していく力をいいます。

麴町学園では、通常の学校生活をはじめ、各行事を通じて子どもの粘り強さを鍛え、チャレンジ精神を育みます。さまざまなことに果敢にチャレンジしていく経験を積むことで、思いもよらない事態にも自信を持って対峙できるたくましさが育成され、ひいてはたくさんのチャンスを掴むことのできる人間へと成長します。 この能力を、本学園では「こうじまちセレンディピティ」と名づけます。

「こうじまちコンピテンシー」と「こうじまちセレンディピティ」を体得することで、グローバルにもローカルにも目を向けられる女性となること。果敢に社会に飛び出し、直面するさまざまな問題にも「しなやかに、たくましく」対峙していける女性となること。それが、麴町学園の教育でめざす女性像です。

「みらい科」5年間の流れ(抜粋)

中1中2中3高1高2
テーマと到達イメージ自己を知ろう・他者を知ろう自己を伝えよう・他者を受け入れよう自分を見つめて、学ぶ意義を考えよう自分の可能性にチャレンジしよう自分の力を信じて大きく飛躍しよう
主な内容・エンカウンター
・フィールドワーク(事前学習・事後学習)
・my PDCAを意識しよう
・クリティカルシンキング
・外部教材を使った思考トレーニング
ブックトーク
・エンカウンター
・日本文化理解
・国際理解
・修学旅行とふりかえり
・外部教材を使った思考トレーニング
・地域理解
・クリティカルシンキング
・エンカウンター
・職業インタビュー
・クリティカルシンキング
・職業体験(希望者)
・自己理解
・適性検査
・大発表会(学ぶ意義)
・大学出張講義
・ポスターセッション
・シンキングツール
・大学講義
・はじめにコンテスト
・職業体験(希望者)
・クリティカルシンキング
・オーストラリア理解
・企業コラボ体験
・みらい論文ポリッシュアップ
・みらい論文発表会とふりかえり
中1 中2 中3 高1 高2
テーマと到達イメージ 自己を知ろう・他者を知ろう 自己を伝えよう・他者を受け入れよう 自分を見つめて、学ぶ意義を考えよう 自分の可能性にチャレンジしよう 自分の力を信じて大きく飛躍しよう
主な内容 宿泊オリエンテーション 日本文化理解と国際理解
戦争体験者の方の講演
職業体験 みらい論文
フィールドワーク
千代田区の環境保全ボランティア
介護施設でのボランティア実習 大学出前授業 大学講義動画視聴 地元の会社・店舗とのコラボ体験
ブックトーク
パワーポイントなどを使用したプレゼン
学研の教材「クリティカルシンキング」を用いた思考型授業
ENAGEEDの教材「ENAGEED」を用いたキャリア教育授業

みらい科通信「serendipity(セレンディピティ)」

この授業で取り組んでいる内容を知っていただくため、みらい科通信「serendipity(セレンディピティ)」を発行しています。

2/16:1月号を掲載しました

中学1年生 中学2年生 中学3年生 高校1年生 高校2年生

みらい論文

「みらい科」の活動の集大成として、高校1年次から2年次の2年間で、子どもたちは1万字の論文に挑戦します。教員全員が論文指導を担当しています。子どもたちは、自分の興味・関心のある事柄について文献調査・実態調査などを通じて分析をし、問題点を明らかにしながら自分の考えを掘り下げていきます。
最終的には1つの論文に仕上げます。自分の考えや興味を論文という一つの形にまとめることで、達成感を得るとともに、あらゆる問題について自分で考え、対処できる能力が育ちます。

進学通信2019年2・3月合併号記事に、みらい論文の記事が掲載されました!
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論文のテーマ具体例

2021年度

  • なぜ哺乳類である鯨類が海にいるのか
  • 郷土料理を未来に受け継げるために
  • 食品ロスについて
  • 物語の悪役は本当の悪か
  • ポップアートはなぜ流行したのか
  • 人はなぜ宇宙に行くのか
  • ゲーム依存症
  • 西洋で発展した鍵盤楽器が日本で発展しなかったのはなぜか
  • 花言葉について
  • 粧う(よそおう)ことへの理由について
  • Society5.0時代を生きる私たちの時代
  • 人間関係について~スクールカーストについて~

2020年度

  • 影響による心の動きについて
  • 犯罪心理学
  • テレビ番組から見る時代の流れ
  • 観光が日本に及ぼす影響とは
  • 我々の人生における「ノスタルジー」のあり方~過去を見つめる目を考える~
  • 人気恋愛ドラマから考える視聴率低下の理由
  • J-POPとK-POPのマーケティングの違い
  • スマートフォン依存症について
  • 観光都市としてのサンフランシスコの実情
  • デザインの魅力と可能性について
  • 「モノ」を売るための戦略
  • 視覚と聴覚
  • 児童虐待について
  • ディック・ブルーナ氏の最高傑作「ミッフィー」が長年愛され続けている理由とその魅力
  • 香りと記憶の関わり
  • 情報化社会と情報通信端末の未知の可能性