第3回 学校説明会

当日の内容

6月27日(木)に、第3回学校説明会をおこないました。平日にも関わらず、多くの方にご来校いただきました。誠にありがとうございました。

当日は、スカイスタジオにて説明会をおこないました。校長挨拶では、本校の英語の取り組み「Active English」の成果が出ていること、本校の教育を評価いただき、複数の大学と大学連携を締結したことを中心にお話しました。

その後、高校2年生の在校生による「みらい論文」の発表をお聞きいただきました。

「みらい論文」とは、あるテーマについて高1・2の2年間かけて研究・論文執筆する活動で、今回は「サンゴ礁について」の研究の途中経過と、みらい論文の取り組みの紹介をおこないました。

その後、6年一貫教育の内容について、「見える学力」を伸ばすための教育と「見えない学力」を伸ばすための教育に分けて説明をさせていただきました。

今年度より始まった中1・2のコース制の紹介や入試要項の解説もおこないました。

そして、説明会・体験イベント終了後、授業見学を含めた校舎見学や入試のことなどに関する個別相談をおこないました。

今までにご質問いただいた内容について

  • 宿題の量はどれくらいでしょうか(子どもへの負担を心配しています)。

麴町学園では、学習の姿勢として、「麴町スタイル」を習慣づけるように指導しています。その中で、基礎学力をつけるために中学1年生から「家庭学習2時間」の取り組みをしています。各教科の教員も、それに応じた程度の宿題を用意するように心がけています。

 

  • iPadを活用して授業を行われているということですが、生徒自身が「書く」授業は多いのでしょうか。

麴町学園の導入しているアクティブラーニングの方式では、漫然と黒板に書かれたことをノートに写すだけということはしないようにしています。「考える」「話し合う」という場面が多くなりますが、もちろん「まとめる」ということも重要と考えています。

その1つとして、中学生では「クリティカルシンキング」という文章作成において論理性と説得力を身につける練習をしています。高校生では「みらい論文」の制作があります。10000字の分量を書くということを通して、自ら課題を発見し、物事を多様な観点から考察する力を養います。

 

  • ポートフォリオは活用されていますか。

麴町学園では、iPadを利用して、行事や試験ごとの振り返り記録をポートフォリオとして蓄積するようにしています。今後、大学入学に際してe-Portfolioを提出することも考えられますが、学習活動の振り返りが次の活動につながり、さらに発展した学びの成果が残せるようになると考えて指導をしています。

 

  • 校訓として目指している「聡明・端正」な女性について、日々どのような場面でそれらが培われていると感じられていますか。

麴町学園では、みらい科、みらい論文というように、「みらい」をキーワードに日々の教育活動を行っています。「みらい」を意識することは直ちに聡明であることにつながります。

また、日々の授業で「使える英語」を身につけて新しい時代に対応しようとすることは、世界の中の自分という客観性を育て、端正な居ずまいにつながると考えます。

この考え方を表現したものが、「豊かな人生を自らデザインできる自立した女性」という麴町学園の目指す生徒像として具現化されています。

 

  • 生徒さんの学校での雰囲気や普段の様子、スクールライフについて知りたいです。

麴町学園の生徒の多くは、コツコツがんばる真面目な生徒が多いのですが、全体として大らかな雰囲気があります。異性の目を意識せずに本音で話ができるとともに、誰かに頼ることなく自分ですることが当たり前になっています。

また、勉強に集中しやすいのも女子校ならではと言えますし、校舎や教室の施設も女子を配慮したものになっていて、清潔感があります。気が合う友人ができやすいため、楽しいスクールライフを送っています。

 

  • 文化祭や体育祭のような行事に対する生徒さんの様子について知りたいです。

麴町学園の生徒は学校行事が大好きです。とりわけ文化祭(葵祭)、体育祭、合唱祭の三大行事では、熱心に取り組みます。準備段階の力仕事も、本番のパフォーマンスも、協力してやり遂げています。

なお、これらの行事は公開行事となりますので、ぜひご来校ください。

 

  • 受験本番までの残りの期間で取り組むべき対策などがあれば教えてください。

入試問題の出題については、小学校の学習指導要領から逸脱せず、つまり、教科書の範囲を超えないレベルに設定しています。これから中学生として勉強をしていくにあたり、必要なことをどの程度身につけているかを判断したいという考えで試験問題を作成しております。

ある程度、力を付けたら、時間を計りながら過去問題を解いてみてください。実際の試験時間よりも5分程度短くするのがポイントです。本番では緊張するし、見直しの時間も考えます。見直しを普段から習慣にしておくとケアレスミスの対策になるものです。

演習後、できなかったところを復習することで自分の弱点を「補強」するのは力になります。

 

  • 部活動の活動日や時間について知りたいです。

活動日はクラブによって週に1日~4日と違いがあります。時間は放課後の16時頃から活動が始まって、18時にはすべてのクラブで完全下校となります。

8月25日(日)には、「夏のクラブ体験」というイベントもありますので、ぜひご参加の上、気になる部活動についてご質問ください。

 

  • 学費についての資料はいただけますか。

はい。入試要項に記載されています。また、HPでも確認することができます。⇒学費のページはこちら

 

  • 海外への修学旅行や研修等、学費以外でどのくらいの費用が必要なのか、参考までにお聞きしたいです。
  1. 中学2年生のアイルランド修学旅行:約30万円
  2. 中学3年生SAGAプレコースのニュージーランドへのターム留学:120万円
  3. 高校2年生のオーストラリア修学旅行:約30万円
  4. 中学1年生から高校2年生の希望者を対象とする夏休みのニュージーランド研修:約50万円
  5. 高校1年生と2年生を対象とするニュージーランド3カ月留学:120万円(東京都の助成金により減額になります)

 

  • 大学進学のための取り組みとして学校が行っていることをもう少し詳しく聞きたいです。

麴町学園では6年間の教育活動を2年間ずつ、「基礎期」「充実期」「発展期」として捉えて、学習の積み重ねができるようにしています。例年80以上の大学を招いて「大学進学フェア」を開催して、進学の目的意識を高めるようにしています。こちらには全学年の生徒・保護者が参加できます。

高校生では進路ガイダンスを適宜行うことにより、進路選択のサポート、受験勉強のアドバイス、最新入試情報の提供をしています。中学生では放課後の補習と成績上位者対象の講習、高校生では受験講習や予備校の先生による受験対策講習を設定しています。

 

  • 入試で複数回受験をした場合、何か特典になることはありますか。

複数回の受験をしても検定料は1回分(20,000円)でご受験いただけます。また、1日AMの入試をお受けいただいた方には、1日PM以降の入試において加点措置をとらせていただきます。

 

  • 「絶対合格したい子のためのコツ!」などがありましたらお聞きしたいです。

今後予定しております学校説明会やオープンキャンパスに繰り返し参加していただきたいと思います。麴町学園の雰囲気をよく知っていただき、「絶対合格したい」と思うことができれば、勉強にもより身が入り、着実に力が付くと言えます。

また、入試問題を体験できるイベントとして、10月には「入試問題チャレンジ」、12月には「入試模擬体験」を開催します。ぜひご参加ください。

 

  • 入学後、学校生活(イベント等)を盛り上げるための「父親の会」等の活動があればお伺いしたいです。

「父親の会」は特に行っていませんが、保護者と先生とのランチ会で親睦を深めています。

 

  • グローバルコース(英語選抜コース)では、入学時どの程度の授業レベルなのか、知りたいです。

中学1年生入学時点で英語検定4級レベル、すなわち中学2年生レベルとなります。現在の中学1年生のグローバルコースの英語授業では、中学2年生用のテキストを使用して学習しています。

さらに、このうちで準2級レベル以上の上級者については、ネイティブの教員が主導となって、オリジナル教材を使用してレッスンしています。

 

  • 英語の授業の様子をもっと知りたいです。

アクティブイングリッシュの形式で、テキストを中心に、主に発声や会話の場面を多くした授業です。先生は投影したスライドを使って授業を進めていきます。先生方は、「習うより慣れよ」という観点で、生徒の発言と活動を多くするように心掛けています。また、英語検定の対策にあたる内容のことも、授業の中に取り入れています。

 

  • 子どもがまだ英語に対して不安を抱いているため、麴町学園の「英語が好きになる」ような授業は、実際にどのような形で行われているのか知りたいです。

麴町学園のアクティブイングリッシュでは「Make Mistake」「Have Fun」ということを重視しています。英語に不安を持っていた生徒も、授業が友達同士で会話し合うことで進めていきますので、だんだん慣れるようになります。麴町学園の英語の授業は、「勉強」ではなくて、「練習」だというように考えています。

 

  • 高1以降の各コース(GA、SA、A)の生徒数の割合はどれくらいですか。

今年度の高校1年生では、GAコースが6名、SAコース14名、Aコース31名です。

 

  • 高1以降、高入生が入ってきた後の体制について知りたいです。人数も増えるので、フォローの仕方や手厚さも変わるのかが気になっています。

高校から入学の生徒と、中高一貫の生徒は、コースが異なりますから、ホームルームクラスは別になります。クラス数が増えますが、クラス担任と、学年に入る担当の先生も加配しますので、女子校ならではのきめ細かい生徒対応ができています。

 

  • 女子校であることのメリットについて教えてください。

女子校は生徒が女子であるということへの配慮ができているというメリットがあります。本校の場合、校舎内の清潔感、教室の大型窓や吹き抜け空間による開放感などは、女子が心理的に安心できるように設計されています。

 

  • 登下校の際の防犯対策等、何か取り組まれていることがあればお聞きしたいです。

麴町警察署の協力を得て、生徒対象の不審者対策のセミナーを実施するとともに、保護者または教職員に対する講演会も実施して、専門家からのご指導をいただいています。

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